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「OBのあとって、次は何打目?」
「池に入ったら、何打足せばいいの?」
「空振りって、数えるの?」
コースデビューの直後は、スコアの数え方で迷う場面がたくさんあります。同伴者に聞くのも気が引けるし、疑問を持ったまま書くのも不安です。
先に結論をお伝えします。ゴルフのスコアは「打った回数」と「罰打(ペナルティ)」を足した合計です。数え方のルール自体はシンプルで、迷いやすいのはOBや池などの「罰打がつく場面」だけです。これからゴルフをマスターしていくためには、ルールを覚えることは欠かせません。初めのうちに、しっかり覚えましょう。
この記事では、まず数え方の基本と罰打の早見表、スコアカードのつけ方を整理します。
そのうえで、数え方が分かると見えてくる「スコアの中身」の話をします。パー72のうち、実は半分の36打はパットです。これを知っているかどうかで、練習のやり方が大きく変わります。
私は独学でゴルフを続け、約3年で70台、約4年でシングルになりました(ベストスコアは73)。遠回りもたくさんしたからこそ分かった「スコアの考え方」も、あわせてお伝えします。
結論|ゴルフのスコアは「打った回数+罰打」の合計
1ホールごとの打数を、18ホール分足したものがスコア
ゴルフコースは、18ホールです。各ホールでボールをカップに入れるまでに打った回数を数え、18ホール分を合計したものが、その日のスコアになります。
1ホールの打数には、次の2つが入ります。
- 実際に打った回数(ティーショットからパットまで、すべて1打ずつ)
- 罰打(OBや池に入ったときなどに、ルールで加える打数)
「パー」とスコアの呼び方
各ホールには、「この打数で上がるのが基準」というパー(規定打数)が決まっています。パー3・パー4・パー5の3種類があり、18ホールの合計は多くのコースで72です。
パーと比べて何打多いか・少ないかで、スコアの呼び方が変わります。
| 呼び方 | パーとの差 | パー4での打数 |
|---|---|---|
| イーグル | −2 | 2 |
| バーディ | −1 | 3 |
| パー | ±0 | 4 |
| ボギー | +1 | 5 |
| ダブルボギー(ダボ) | +2 | 6 |
| トリプルボギー | +3 | 7 |
| ダブルパー | パーの2倍 | 8 |
※パー3での1打(ホールインワン)や、パー5での2打(アルバトロス)もありますが、まずは上の表を覚えておけば十分です。
ボギーとダブルボギーは、初心者から中級者のゴルフでいちばんよく出てくる言葉です。「全部ボギーなら90」「全部ダブルボギーなら108」という考え方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

90切りを目指す「ボギーペース」の回り方は、こちらで解説しています。

数え方の基本ルール|1ホールの数え方の例
パー4で6打なら「6」
たとえばパー4のホールで、次のように進んだとします。
- ティーショット(1打目)
- 2打目はグリーンの手前
- 3打目のアプローチでグリーンに乗る
- パットを3回でカップイン(4・5・6打目)
この場合、このホールのスコアは6(ダブルボギー)です。ティーショットもアプローチもパットも、すべて同じ1打として数えます。
数えるもの・数えないもの
迷いやすいのが「これは1打に入るの?」という場面です。
| 場面 | 数える? | ポイント |
|---|---|---|
| 空振り | 数える(1打) | ボールを打つつもりで振ったら、当たらなくても1打 |
| 素振り | 数えない | ボールを打つつもりがない練習の振りは、打数に入らない |
| 少しだけ当たった(チョロ) | 数える(1打) | 飛んだ距離に関係なく1打 |
| 30cmのパット | 数える(1打) | 300ヤードのドライバーと同じ1打 |
| OK(パットを打たずに入ったことにする) | 1打足す | 正式なルールではないが、仲間内のラウンドでは1打足して上がるのが一般的 |
特に注意したいのが空振りです。ネット上には「空振りは数えない」と書いてある記事もありますが、ゴルフ規則では、ボールを打つつもりでクラブを振ったら、当たらなくても1打です。恥ずかしいからと数えずにいると、あとでスコアが合わなくなります。
罰打(ペナルティ)の数え方早見表
主な罰打は「1打罰」と「2打罰」
ゴルフでは、OBや池に入ったときなど、ルールで決められた場面で打数を足します。これを罰打(ペナルティ)といいます。会話では「1ペナ」「2ペナ」と呼ぶこともあります。
初心者がまず覚えておきたいのは、次の場面です。
| 場面 | 罰打 | 次にどこから打つか(基本) |
|---|---|---|
| OB(コースの外に出た) | 1打罰 | 元の場所から打ち直し(多くのゴルフ場では前進4打を採用・後述) |
| ロストボール(ボールが見つからない) | 1打罰 | 元の場所から打ち直し |
| 池・谷などのペナルティエリア(黄・赤の杭) | 1打罰 | 入った地点の後方などにドロップ(赤杭は横にも出せる) |
| アンプレヤブル(打てない場所なので自分で宣言) | 1打罰 | 2クラブレングス以内などにドロップ |
| 違うボールを打った(誤球) | 2打罰 | 自分のボールで打ち直す |
| バンカーで、打つ前にクラブが砂に触れた | 2打罰 | そのまま続ける |
| グリーン上で打ったボールが、グリーン上の他のボールに当たった | 2打罰 | 止まった場所から続ける |
※「ウォーターハザード」は、2019年のルール改正で「ペナルティエリア」という名前に変わりました。
※細かい処置は、コースのローカルルールで変わることがあります。迷ったら同伴者やキャディさんに確認しましょう。
罰打があるときの数え方の例
例:パー4で、ティーショットが池に入った場合
- ティーショットが池へ(1打目)
- 1打罰を加える(2打)
- ドロップして打った3打目がグリーンに乗る
- 2パットでカップイン(4・5打目)
→ このホールは5(ボギー)です。池に入っても、そのあと落ち着いて打てばボギーで上がれます。
OBのときは何打目?実際のゴルフ場では
正式なルールでは「打ち直しは3打目」
OBは、いちばん質問の多い場面です。正式なゴルフ規則では、ティーショットがOBになったら、1打罰を加えて、元の場所(ティーグラウンド)から打ち直しです。
- ティーショットがOB(1打目)
- 1打罰(2打)
- 打ち直しのティーショットは3打目
「OBは2打罰」と思っている方も多いのですが、罰打は1打です。2打分損をしたように感じるのは、「1打罰」と「飛ばなかった1打」が両方なくなるからです。
日本のゴルフ場では「特設ティーから4打目」が一般的
ただ、実際の日本のゴルフ場では、毎回ティーグラウンドに戻って打ち直すことはほとんどありません。多くのコースが、フェアウェイの途中に特設ティー(前進4打・プレー4)を用意していて、OBのあとはそこから4打目として打ちます。
例:パー4でティーショットがOB → 特設ティーから4打目でグリーンに乗せ、2パット
→ このホールは6(ダブルボギー)です。
OBを打っても、ダブルボギーで上がれる。そう考えると、OBはそこまで怖いものではありません。ティーショットは思いっきり振って大丈夫です。
前進4打の数え方の内訳や、特設ティーでティーアップしていいのかなど、詳しくはこちらの記事で解説しています。

スコアカードのつけ方とよくある間違い
スコアカードには「打数」と「パット数」を書く
スコアカードには、ホールごとに打数を書く欄があります。パット数の欄を作って、一緒に書いておくのがおすすめです。
| ホール | パー | 打数 | パット数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 4 | 6 | 3 |
| 2 | 3 | 4 | 2 |
| 3 | 5 | 7 | 2 |
書き方は、打数をそのまま書く方法(6、4、7)と、パーとの差で書く方法(+2、+1、+2)があります。どちらでも構いませんが、同伴者と同じ書き方にそろえると、確認するときに分かりやすくなります。
迷わない数え方のコツ:「乗るまで」と「パット」に分ける
1打ずつ全部覚えておこうとすると、途中で分からなくなりがちです。おすすめは、1ホールを2つに分けて数える方法です。
- グリーンに乗った時点で「何打目で乗ったか」を確定させる
- そこにパット数を足す
たとえば「3打目で乗って、2パット」なら5。この数え方なら、グリーンに乗るまでの打数だけを覚えておけばいいので、ずっと楽になります。
そしてこの「乗るまで」と「パット」に分ける考え方は、次の章でお伝えするスコアの考え方にも、そのままつながります。
よくある間違い
- OBの1打目を数え忘れる:打ち直しを「2打目」と数えてしまうミス。打ち直しは3打目、前進4打なら4打目です
- 罰打を足し忘れる:池に入ったのに、罰打を足さずに数えてしまうミス
- 空振りを数えない:ルール上は1打です
- 最後の短いパットを数え忘れる:OKをもらったパットも、1打足して書きます

ラウンド中に大叩きをすると、打数が分からなくなります。それは、ミスショットをしてパニックになってしまうから。ミスは取り返すことは出来ません。それよりも、切り替えて、次のショットを考えましょう。打数も次のショットを打つ前に確認しておくと安心です。
数え終わった合計スコアが、ゴルファー全体で見てどのくらいなのか気になる方は、こちらの記事でレベル別の目安をまとめています。


スコアの考え方|パー72の半分=36打はパット
300ヤードのドライバーショットも、30cmのパットも同じ「1打」
数え方のルールで、いちばん大事なことをもう一度確認します。
300ヤード飛ばしたドライバーショットも、30cmのパットも、スコアの上では同じ「1打」です。
当たり前のことですが、これがゴルフのスコアを考えるときの出発点になります。
パー72は「2パット×18ホール=36」で作られている
では、パーはどうやって決まっているのでしょうか。
パーは、「グリーンに乗るまでの打数」+「2パット」で作られています。
| ホール | グリーンに乗るまで | パット | パー |
|---|---|---|---|
| パー3 | 1打 | 2打 | 3 |
| パー4 | 2打 | 2打 | 4 |
| パー5 | 3打 | 2打 | 5 |
一般的な18ホール(パー3×4、パー4×10、パー5×4)で合計すると、こうなります。
| 中身 | 打数 | パー72のうち |
|---|---|---|
| パット | 36打(2打×18ホール) | 半分 |
| グリーンを狙うショット | 18打(1ホール1打) | 4分の1 |
| パー4・パー5のティーショット | 14打 | 約2割 |
| パー5の2打目 | 4打 | 約5% |
| 合計 | 72打 | 全体 |
つまり、パープレーを想定すると、72打のうち半分の36打をパットが占めています。ドライバーを使うのは最大でも14回。それに対してパターは36回です。
グリーンに近いショットほど、スコアへの影響が大きい
この表から分かるのは、グリーンに近いショットほど、スコアの中で占める割合が大きいということです。
- いちばん多いのは、パット(36打)
- 次が、グリーンを狙うショット。アプローチや、ショートアイアンでグリーンに乗せるショットです(18打)
- ティーショットは、思っているほど多くありません(14打)
しかも、この差は実際のラウンドではさらに広がります。グリーンに乗せられなかったホールでは、アプローチの回数が増えます。3パットをすれば、パットの数も増えます。スコアが崩れるときの多くは、グリーンの近くで起きているのです。
100切り前後では、とにかく無駄なパット数を減らしましょう。グリーン上を行ったり来たり、大オーバー、どショートなどは止めましょう。無駄な1打を無くして、1ラウンドで40パット以内を目指しましょう。
シングルや70台を目指すなら、36パットは当たり前。3パットは無くして、さらに1パットで、バーディやパーセーブも必要になってきます。36パットは最低限、さらに少なくする必要があります。
たとえば、せっかく3打目でグリーンに乗せても(ボギーオン)、3パットをすればダブルボギーに戻ってしまいます。パー4で「乗るまで3打+3パット=6」です。
グリーンに乗せる打数の考え方(ボギーオン)は、こちらの記事で詳しく解説しています。


パット、アプローチ、ショートアイアンを制する人が、スコアを制する
ここから言えることはシンプルです。
パットはもちろん、アプローチやショートアイアンといった「グリーンに近いショット」を磨くことが、スコアアップのいちばん確実な近道です。
誤解してほしくないのは、「ドライバーは練習しなくていい」という意味ではないことです。ティーショットは思いっきり振って楽しんでいいですし、OBが出ても前進4打からダブルボギーで上がれます。
ただ、スコアの中で占める割合が大きいのは、グリーンに近いショット。練習の時間をどこに多く使うかを考えるとき、この比重を知っているかどうかで、上達のスピードが変わります。
私自身、独学で迷走したときは、いつもショートアイアンの練習に戻りました。練習の半分以上をショートアイアンに使う。これが、70台に届いた理由のひとつだと思っています。
ショートアイアンを練習の柱にする方法は、こちらの記事で詳しくお伝えしています。


パットは、自宅でも練習できる唯一のクラブです。平日の練習方法は、こちらにまとめています。


数え方と考え方が分かったら、次は「減らし方」
上達には決まった順番がある
スコアの数え方と、スコアの中身が分かりました。では、ここからどうやってスコアを減らしていけばいいのでしょうか。
私が独学で遠回りした経験から言えるのは、上達には決まった順番があるということです。
①正しい知識を集める:正しいスイングは何か、自分の課題は何かを知る
②自主練習でスキルとして身につける:正しい知識をもとに、練習場で体に覚えさせる
③ラウンドで実践する:身につけたスキルを、コースで使えるかを試す
この記事でお伝えした「グリーンに近いショットほど大事」という考え方も、①の正しい知識のひとつです。知っているだけで、練習の中身が変わります。
①正しい知識は、プロに見てもらうのが最短
ただ、「アプローチが大事」と分かっても、自分のアプローチの何が悪いのか、どうやって打つべきなのかは、自分ではなかなか分かりません。ショートアイアンでダフる原因も、人によって違います。
私が独学で約130万円・750時間かかったのは、原因を取り違えたまま練習を繰り返したからでした。進んだと思えば、振り出しに戻る。それを延々と繰り返す。上達はしているものの、最短ルートではありません。
だからこそ、①の「正しい知識」は、プロに自分のスイングを見てもらって手に入れるのが最短です。
特にゴルフを始めたばかりの方は、課題がたくさんあります。短期集中で基本をまとめて固めるライザップゴルフなら、専属トレーナーが課題の優先順位をつけて、一気に上達に導いてくれます。
ライザップゴルフの料金が本当に高いのかは、独学にかかった費用と比べて検証しています。


②自主練習は「練習量を確保できる場所」で
正しい知識を手に入れたら、次はそれを自主練習で体に覚えさせる段階です。ここでは、練習量をしっかり確保できる環境が大事になります。
通い放題のインドア練習場なら、仕事帰りに短時間でも、ショートアイアンやアプローチの練習を続けられます。
▶ SMART GOLFが気になる方は、SMART GOLF公式サイトで詳細をご確認ください。
③ラウンドでは「グリーンに乗るまで」と「パット」を記録する
ラウンドでは、この記事でお伝えした「乗るまで何打+パット数」をスコアカードに書いておきましょう。スコアと一緒に、パット数を記録すればOKです。
「パットが多かったのか」「グリーンに乗るまでが多かったのか」が分かれば、次に練習すべきことがはっきりします。①②③のサイクルが回り始めます。
まずは体験レッスンで、自分の課題を知ろう
スコアの数え方が分かったら、次は自分のスコアの「中身」を知る番です。
どこで打数を多く使っているのか、その原因は何なのか。これを最短で知る方法が、体験レッスンです。
たとえばライザップゴルフの体験レッスン(ゴルフ力診断)は3,300円(税込・60分)。スイングをデータで分析して、今の課題と直し方を示してくれます。体験レッスンを試すだけでも、効果は抜群です。
ライザップゴルフの体験レッスンを実際に受けた内容は、こちらでレビューしています。


ゴルフスコアの数え方に関するよくある質問
OBは何打罰ですか?
1打罰です。ティーショットがOBなら、打ち直しは3打目になります。多くの日本のゴルフ場では、特設ティー(前進4打)から4打目として打つことができます。
池に入ったら、何打足せばいいですか?
1打罰です。池などのペナルティエリアに入ったら、1打足して、入った地点の後方などにドロップして打ちます。
空振りは数えますか?
数えます。ボールを打つつもりで振ったら、当たらなくても1打です。素振りは数えません。
大叩きしたら、どこまで数えればいいですか?
正式なルールでは、カップに入るまですべて数えます。ただし、コンペや仲間内のラウンドでは「ダブルパー(パー4なら8)で打ち切り」などの決まりを作ることもあります。その日のルールを、スタート前に確認しておきましょう。
暫定球を打ったら、どう数えますか?
OBやロストボールの可能性があるときに打つ「暫定球」は、元のボールが見つからなかった場合に、1打罰を加えたうえで、そのままプレーを続けます。ティーショットのあとに暫定球を打った場合、暫定球は3打目です。元のボールがセーフで見つかったら、暫定球は打たなかったことになります。
まとめ:数え方を知ると、練習すべきことが見えてくる
- ゴルフのスコアは「打った回数」+「罰打」の合計
- 空振りも、30cmのパットも、すべて同じ1打
- OB・ロストボール・池は1打罰。OBの打ち直しは3打目、前進4打なら4打目
- スコアカードには打数とパット数を書く。「乗るまで何打+パット数」で数えると迷わない
- パー72のうち、半分の36打はパット。グリーンに近いショットほど、スコアへの影響が大きい
- パット・アプローチ・ショートアイアンを磨くことが、スコアアップのいちばん確実な近道
- 上達の順番は①正しい知識 → ②自主練習でスキル獲得 → ③ラウンドで実践
スコアの数え方は、ただのルールではありません。正しく数えて、中身を分けて見ることで、自分の課題が何か、次に何を練習すべきかが分かります。
まずは次のラウンドで、「グリーンに乗るまで何打+パット数」をスコアカードに書くところから始めてみてください。






