「練習しているのに上達しない」「YouTubeを見ても、何が正解か分からない」——独学でゴルフを続けていると、誰もが必ずぶつかる壁があります。
私もそうでした。独学2年目から3年目にかけて、スコア100から90手前で約1年間まったく伸びない時期がありました。原因が分からず、本当に「独学では限界なのかも」と何度も思いました。
でも、停滞期を抜け出すために自然と続けるようになった3つの習慣があります。
- ① ラウンドの振り返り
- ② 動画撮影
- ③ ポイントメモ
シンプルですが、独学でシングルに到達した私から見て、この3つのうち1つでも欠けたら上達は止まると言い切れる、必須の習慣です。
4年間で750時間・約130万円かけて気づいた、独学シングルがやっている3つの習慣。本記事では、それぞれの具体的な方法と、私自身がどう実践したかを解説します。
独学で本気で上達したい方は、最後までお読みください。
独学でシングルになるまでの道のりは、別記事「ゴルフを独学で上達する全方法」でも詳しく語っています。
結論:独学でシングルになる人がやっている3つの習慣

先に結論をお伝えします。私が独学4年でシングルハンディキャップに到達するまで、自然と続けるようになった習慣は、この3つです。
① ラウンドの振り返り
- ラウンド結果から「ミス」と「課題」を抽出する
- 抽出した課題に対する解決策を探すこと(YouTube・雑誌・書籍)
② 動画撮影
- 練習場で自分のスイングを撮影し、客観的に確認
- ①で見つけた課題に対する改善が反映されているかをチェック
③ ポイントメモ
- 練習やラウンドで掴んだ「成功した感覚」を忘れないようメモ
- ポイントが「身につく」まで反復練習する
「えっ、こんなこと?」と思われるかもしれません。実際、私も最初はそう思いました。
でも、この3つを「全部」「継続的に」「セットで」実行している独学者は、ほとんどいません。

そして、シングルに到達できる独学者は、方法は違うかもしれませんが、全員が同じ内容を続けていると言っても過言ではありません。
それぞれの具体的な実践方法を、私の経験を交えて解説します。
私が直面した「壁」(停滞した1年)


3つの習慣を始めるまで、私自身は典型的な「停滞する独学者」でした。
ゴルフを始めた1年目は、スコアは110〜120前後とその日の調子やコースによって大きく変わりました。「下手なのは仕方ない」と割り切って練習していました。
2年目に入り、道具をひと通り買い揃え、YouTubeでレッスン動画を片っ端から視聴し、月1〜2回のラウンドを重ねて、スコアは100手前まで来ました。
問題は、ここからです。
2年目後半から3年目前半まで、約1年間、私のスコアはほぼ動きませんでした。
スコアが伸びないだけでなく、ラウンドの内容も同じ失敗を繰り返す状態でした。ティーショットでスライス、アプローチでザックリ、ミスは毎回同じ。
このまま独学を続けても、レッスンに行ったほうが結局早いのかも——そう思い始めた3年目の春、私はあることに気づきました。
- 自分は、ラウンドの結果を振り返って、次に何をすべきか考えていない
- 前回のラウンドの失敗を次に活かせていない
- 上手くいったときの感覚が残せていない
つまり、上達のための基本的な「プロセス」を、まったく回していなかったのです。
そこから、3つの習慣を始めました。
習慣①:ラウンドの振り返り


3つの習慣の中で、最も上達への影響が大きいのがこれです。
なぜラウンドの振り返りが重要なのか
ゴルフは、ラウンドの結果が全て。独学者にとって「最大の教科書」です。
YouTubeで観た理論も、練習場で繰り返した素振りも、コースで結果が出るかどうかが全てです。そして、ラウンドでしか分からない「自分の本当の弱点」が、必ず出ます。
ところが、独学者の多くは——
- ラウンドから帰ったら、ただ疲れて寝る
- 「今日はダメだった」「今日は良かった」で終わる
- 何を改善すべきか、明確にしないまま次のラウンドへ
これでは、ラウンド経験が「ただの回数」にしかなりません。
ラウンド振り返りの具体的な方法
ステップ1:ミスと課題を抽出する
ラウンド後、できれば直後のクラブハウスや車の中で、その日の振り返りをします。
- 頻発したミス:今日3回以上出てしまった失敗パターン
- 致命的な1ミス:1打のダブルボギーを生んだ決定的なミス
- 次回への課題:「次は〇〇を試したい」と感じた1つ
例えば、私の典型的な振り返りはこんな感じです:



頻発したミス:ティーショットの右への押し出し(5ホール以上)
致命的な1ミス:14番ホール、グリーン手前のバンカーから3打使った
次回の課題:ドライバーの右ミスは、アドレスの肩のラインを確認したい/バンカーは1打で脱出
ここまではメモ、口頭録音、何でもOK。とにかく「言語化する」ことが重要です。
ステップ2:解決策を探求する
抽出した課題に対して、「どう解決するか」を独学者は自分で探しに行く必要があります。
- YouTube:「ドライバー 右への押し出し 直し方」「バンカー 一発 脱出」など、具体的に検索
- 雑誌:パーゴルフ、ゴルフダイジェスト等の特集
- 書籍:自分の課題に近いタイトルを1冊読破
ここで重要なのは、「1つの課題に集中して」解決方法を探すことです。「全部の課題を一度に解決しよう」とすると、結局何も身につきません。
独学だと、ここが一番大変
正直に申し上げると、この習慣が最も大変で、難しい。
- 客観的に課題を抽出するのは、自分の感覚との闘い
- 正解の解決策を選ぶのは、無数のYouTube動画から探す作業
- その解決策が自分に合うのか、正しいかは、試して確認するしかない
私は3年目の振り返り時期、「これで合ってるのか?」という不安と毎週闘っていました。
コーチがいれば、この作業を全部やってくれます。プロのコーチは、あなたのラウンドスコアと弱点を見て、「次はこれを改善しましょう」と明確な指示を出してくれます。独学者が時間をかけて、迷走しながら探す「自分の課題と解決策」を、コーチは初回レッスンで提示できます。
それでも独学で続けるなら、「自分が今、何の課題に取り組んでいるのか」を常に明確にしておくことが必須です。
習慣②:動画撮影





「自分のスイングを動画で撮ったことがありますか?」
独学者の多くは、ここで「ない」と答えます。私も独学2年目までは、撮ったことがありませんでした。
なぜ動画撮影が独学に必須なのか
理由はシンプル。「自分が思っているスイング」と「実際のスイング」が、想像以上にかけ離れているからです。
私は3年目の春、初めて練習場で自分のスイングを動画で撮りました。そして、衝撃を受けました。



「これ、本当に私?こんなにダウンスイングで右肘が浮いてた?」
YouTubeで何百本も「ダウンスイングは右肘を絞れ」という動画を見てきたのに、自分は全く絞れていないスイングをしていたのです。
「分かっている」と「できている」の間には、想像以上の差がありました。
動画撮影の目的は2つ
例えば、習慣①で「ドライバーの右ミスを直す」と決めて練習しているなら——動画で「アドレスの肩のラインがどう変わったか」を確認します。つまり、動画撮影は「習慣①の検証ツール」です。
自分のスイングは、自分では見えません。鏡で映しても、動きの中で確認するのは難しい。動画なら、何度も再生して、止めて、見比べて客観的にチェックできます。
具体的な動画撮影の方法
道具はスマートフォン1台と三脚だけで十分です。
- スマホ三脚を腰の高さにセット
- 後料(飛球線後方)と正面の2方向から撮影
- ドライバー・7番アイアン・PWを各3〜5球ずつ
- 撮影後、その場で再生して確認
- アドレス時の構え
- トップでのクラブ位置
- インパクト直前の体の使い方
- フィニッシュの形
撮影頻度:最低でも月1回
撮影頻度は、月1回、できれば月2回がベスト。また、スイングを修正している時は、出来るだけ撮影してチェックするべきです。
過去の動画と見比べることも重要です。修正する箇所が改善されているかなど、検証することができます。
独学だと、ここが大変
動画を撮るのは簡単です。問題は、「撮った動画を正しく分析する」ことです。
- 撮ってもなお、「これが良いスイングなのか悪いのか」が分からない
- 比較するための「正しいスイング」のサンプルを自分で探す必要がある
- 自分の癖を言語化して、習慣①の課題に繋げる作業が必要
コーチが横にいれば、動画を一緒に見て「ここが問題」と即座に指摘してくれます。独学者が「これでいいのか?」と試行錯誤する時間を、コーチはすぐに解決してくれます。
それでも独学で続けるなら、「3か月前の自分の動画と比較する」ことが、客観視の助けになります。
習慣③:ポイントメモ


3つ目の習慣は、最も地味だけど、上達を「身につける」ために最も重要なものです。
なぜポイントメモが必要なのか
ゴルフでは、「上手くいった感覚」が一瞬で消えます。
練習場で「あ、これだ!」と掴んだ感覚が——
- 翌日には半分忘れている
- 1週間後には完全に消えている
- 次のラウンドでは、また元の状態に戻っている



私もこれを何度も経験しました。特に独学2年目、「先週掴んだ感覚」を翌週には完全に失っていることに気づいた時、本当に絶望しました。
そこで始めたのが、ポイントメモです。
ポイントメモの正体は「成功体験の備忘録」
世の中で言われる「ゴルフメモ」の多くは、「失敗の振り返り」です。習慣①のラウンド振り返りも、ミスや課題を抽出する作業でした。
一方、ポイントメモは「成功の備忘録」です。
- 練習場で「これだ!」と掴んだスイング感覚
- ラウンドで「このアドレスが効いた」と感じた構え
- アプローチで「この距離感がハマった」というイメージ
これらをその場で、言葉にしてメモします。感覚は一瞬で消えるので、「あとで書こう」では遅いのです。
具体的なメモの取り方
- 掴んだ感覚を言葉にする:「左肩を下げて」「右かかとから始動」など
- その時の状況を一緒に書く:天気、時間、練習場の場所、何球目か
- 次回試したいこと:「明日は最初の球からこれを意識」など
- スマホメモアプリ(一番手軽)
- 紙の練習ノート(手書きの方が記憶に残る)
ポイントが「身につく」まで反復する
ポイントメモの本当の効果は、「メモを見ながら反復練習する」ことで初めて出ます。
- 練習場に行く前に、先週のメモを読む
- 練習中、メモのポイントを意識して球を打つ
- ラウンド前に、直近1か月のメモを通読
- ポイントが「意識しなくてもできる」レベルになるまで続ける
私の体験では、1つのポイントが完全に身につくまで、約3か月かかりました。でも、身についた後はずっと使えるので、複利的に上達していきます。
独学だと、ここが大変
ポイントメモは、「自分一人」で「自分の感覚」を言語化する作業です。
- 自分の感覚を正確な言葉にするのが難しい
- 1か月後に読み返しても、何を意味していたか思い出せないことも
- 「身につけるための反復練習」のフィードバックが得られない
コーチがいれば、その良い感覚、ポイントを習得するまで手伝ってくれます。自分が忘れたとしても、「身につくまで」伴走してくれるので、定着する速度が断然、速くなります。
それでも独学で続けるなら、「メモは詳しく、過去のメモは定期的に見返す」を徹底してください。これだけで、感覚が長く残るようになります。
それでも独学に限界を感じたら


ここまでお伝えした「3つの習慣」を読んで、こう感じた方も多いのではないでしょうか。



「全部、自分一人でやるのは、想像以上に大変そう」
その意覚は、正しいです。
私自身、3つの習慣を「完璧に」回せるようになるまで、かなりの時間がかかりました。途中で何度も失敗し、「自分の判断は合っているのか」と不安になり、立ち止まりました。
3つの習慣を独学でやり切るのが大変な理由
| 習慣 | 独学者が直面する難しさ |
|---|---|
| ① ラウンド振り返り | 客観的に課題を抽出、正しい解決策を自分で選ぶ |
| ② 動画撮影 | 撮った動画を正しく分析するスキル |
| ③ ポイントメモ | 感覚を正確な言葉に翻訳し、身につける作業 |
そして、繰り返しお伝えした通り——コーチがいれば、これら全てを自然にサポートしてくれます:
- 課題と解決策を明確に指示してくれる(習慣①の代行)
- スイング動画をその場で分析してくれる(習慣②の代行)
- 感覚をスキルとして習得するまで伴走者になってくれる(習慣③の代行)
私が「もう一度ゼロからやり直すなら」
私が独学に費やした約130万円・4年・750時間。
もし時計を巻き戻して、もう一度ゼロからゴルフを始めるなら——私は迷わず短期集中レッスンを最初に受けます。
理由は:
- 独学で遠回りした時間が大きすぎた
- 正しい知識、正しいスキルが最短で身につき、その後のゴルフライフが楽しめる
- レッスン費用は、独学コストより遥かに安い



私が最も推奨するのは、短期集中・結果コミット型のレッスンです。具体的には、ライザップゴルフ。3分の1のコスト・10分の1の期間で、独学の私が3年かけて到達した結果と同等以上を出せる可能性があります。
📖 ライザップゴルフの料金は高い?独学3年・130万円使ったシングル経験者の本音
「3つ全部を独学で回すのは大変」と感じたら、プロに伴走してもらうのも有力な選択肢です。本気で最短ルートを目指すなら、まずはライザップゴルフの公式サイトで詳細を確認してみてください。
まとめ:明日から始められる3つのアクション


独学でシングルになる人がやっている3つの習慣を、最後にもう一度まとめます。
| 習慣 | やること | 始めるハードル |
|---|---|---|
| ① ラウンド振り返り | ラウンド後にミス・課題をメモ/YouTube等で解決策探求 | 0円 |
| ② 動画撮影 | 月1回、スマホで自分のスイングを撮影 | スマホ三脚3,000円 |
| ③ ポイントメモ | 成功しし感覚をその場で言語化してメモ | 0円 |
- 合計コスト:約3,000円(スマホ三脚のみ)
- 合計時間:月3〜5時間
これだけです。
明日からの最初の一歩
独学は遠回りも多いですが、この3つの習慣を続ければ、確実に上達します。なぜなら、課題を1つずつクリアして、スキルアップ出来るからです。
ゴルフはミスを無くすスポーツです。
そして、3つを全部一人で回すのが難しいと感じたら——コーチに伴走してもらうという選択肢を、検討してください。
ぜひ、明日から始めてみてください。






